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有機性塩素剤・塩素化イソシアヌル酸の概要
有機性塩素剤は、安定な有機物に塩素を結び付けて不安定な塩素を安定にしようとして作られたもので、塩素化イソシアヌール酸、クロラミンB、クロラミンT等があります。
中でも塩素化イソシアヌル酸は、イソシアヌル酸に塩素を作用させてつくった白色固体の塩素剤(タブレットor粉末)で、トリクロルイソシアヌル酸(有効塩素含有量85~90%、徐溶性)、ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム(有効塩素含有量約60%、速溶性)やジクロルイソシアヌル酸カリウム(有効塩素含有量60%、速溶性)があります。
これらは安定性が極めてよく、湿気を避けて冷暗所に保存すれば一年以上安定しています。
「スパクリーン」は、上記の「トリクロルイソシアヌル酸」と「ジクロルイソシアヌル酸」が本体です。
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スパクリーン(塩素化イソシアヌル酸)の挙動及び作用
「スパクリーン」は水に溶解して次亜塩素酸(HOCl)を遊離し、遊離した次亜塩素酸はpHに依存して解離します。
作用する際には、90TH・90GL(トリクロルイソシアヌル酸)はH+を生じて水を酸性に傾ける傾向がありますが、60GS・20TB(ジクロルイソシアヌル酸)はアルカリ金属を含んでOH-を生じ中性を保ちます。
そのため「アルカリ性下での効果」が問題になる塩素剤にありながら、効率・効果的な衛生管理が可能になります。
*注意*次亜塩素酸Naの長期使用後の導入等では、pH変動等により一時的に配管汚れが剥離等して汚れを招くことがありますので(酸性化による溶解物質の析出現象)、対策を含めてご相談下さい
また「スパクリーン」に含有される「イソシアヌル酸」は、約30ppm程度以上の含有率以上で有効塩素の安定化効果を生じて塩素の紫外線分解対策等に用いることが出来、安定性が増した分、即効性は落ちるものの対象水全体の残留塩素の均一性良化、塩素補給量の減少化といった効果が得られます。
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スパクリーンのメリット
・水質のアルカリ化を防止し、塩素剤の有効活用を図りつつ配管汚れの付着を防止することが出来る
*「アルカリ水質化」を防止する結果、高い塩素効果を得ることが出来るとともに、
アルカリ水質化に伴う配管汚れの付着防止に寄与します
・臭気抑制を図ることが出来る
*塩素濃度1~2ppm程度でも、ほとんど臭気を感じません
(質量が大きいので、「水」からの揮発解離成分が少なくなる為と解釈されています)
・水中の油脂分やアンモニア分等との反応性がよく、水の高い清澄効果が得られる
・揮発性や紫外線分解性が乏く低濃度で有効塩素を得られるので塩素剤の無駄な消費が抑制出来、コストを削減出来る
・可搬性、保存性が良い
・特別な装置を伴わない簡易施工が可能(剤を投入するのみの施工〜小規模向き)
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「スパクリーン」では、「スパクロリネーター」を使用することにより
・さらに安定的な供給が可能になり、より臭気、塩素剤投入量が抑制できる
・装置により、塩素コントロールが簡単、安定かつ自動化できる
というメリットがあります。
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| 参考)「水質衛生学」金子光美編:技報堂出版、「スパクリーン」パンフレット:四国化成株式会社 |